×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

初心者ブリーダー心得展

カブクワ飼育を始めた当時みんな知ってるのに自分だけ知らなかった・・・

疑問に思うことが多いのに恥ずかしくて他人に訊くことができなかった・・・

そういう管理人の過去に辿った思いから、このコーナーを設置致しました。

<下記は管理人の経験に基づいて綴ってます。何が起きても責任は負えません>


発酵マットの作り方


菌糸ビンの作り方


幼虫のビン交換の仕方


ナラ・クヌギ産卵木の使い方

カワラ材の使い方 霊芝材の使い方

一般産卵セットの作成法

産卵セットの割り出し方 菌床産卵セットの作り方

菌床産卵セットの割り出し方

簡易温室の作り方(ヒーター) 発送の仕方
羽化不全の治し方
ハンドペアリングの仕方
(強制交配)


ハンドペアリングの仕方
(超強制交配)

オオクワ属♀の同定の仕方

外国産クワガタの越冬のさせ方


<発酵マットの作り方>

(計算式)使用するマットの量=添加剤の量÷(作成したい濃度%÷100)−添加剤の量
@初めに粉砕された広葉樹のマットと
30リットルくらいの容積のある容器を
用意する。使用する屑マットの体積は
容器容積の3分の2くらいが適当量。
容積に対してマット量の比率が高いと
発酵中にするべき攪拌がしにくくなる。
水分を含んでいるマットは不適である。
A容器にマットを少しずつ足しながら
それと同時に添加剤(薄力粉・強力粉
・きな粉・ゴマ・フスマ・トレハなど)も
混合していく。この時点での水分の
混入はしない。添加剤を足しながら
まんべんなく偏らないように混ぜる
のが発酵マット作成のコツである。
B添加剤を加えながら攪拌された発酵
マットの仕上がり状態。上部には、まだ
攪拌しきれていない添加剤が残されて
いる。この後に、水分を加えながらもう
一度攪拌を行う。この水分量の調整に
失敗すると発酵マットは、異臭を放つ
物質となり痛い目をみることになる。
C加水。少しずつマットを攪拌しながら
でもいいし、大雑把に流し込んでも可。
しかし、マットの水分量には要注意。
発酵マット作成で一番重要な過程だ。
Dよく「握ってダンゴができるくらいの
水分量がベスト。」との記述があるが
管理人は当初意味が解らなかった。
そこでこんな方法を試してみたい。
E一枚のティッシュ上に加水マットを
10立法センチメートルほど置いて、
ペットボトルが凹む位の握力を10秒
加える、この場合は水分が少ない。
Fこの場合は多すぎる。 Gこの位がBEST。 H加水した後のマット。
Iあとはフタをして20℃以上温度が
ある場所に保管する。定期の攪拌は
作成から一週間は1〜2日おきに、
その後一週間に1回程度攪拌する。
J発酵は一週間もすれば終了する。
上は、2週間後のPIC。熱によって
黒く変色したのに気づかれるはず。
この時異臭が残っていると失敗作。
K発酵終了後も1ヶ月くらいはケースに
寝かせておいた方がよい。まだ発酵が
十分でない場合もあるからだ。できた
マットは扇風機を使うと乾きが早い。
乾燥させた発酵マットは使用する時に
再度適量の水分を加えて使用します。
発酵時のケースの保管場所は屋内の
方が望ましいです。屋外に保管すると
ケースを密閉したつもりでも、ハエが
侵入した後卵を産み付けることも多々
あります。あと2週間発酵を促した後
発酵臭ではなく、鼻をつく異臭が残る
場合は失敗です。再挑戦して下さい。
L拡げて乾燥したマットの様子。 M空気を抜きパックすると1年持つ。 <発酵マット作成編完結>


<菌糸ビンの作り方>

@初めに菌糸ブロック・すりこぎ棒・
薬さじ・ガラスビンorプラボトルなど
作成に必要になる物を用意する。
A菌糸ブロックを細かく崩していく。
必要な分だけ崩すようにし、余った
分はゴムバンドで留め保管する。
B崩し終わったブロック片を詰めたい
容器に少しずつ投入する。白い菌が
回った大きな塊は取り除いておく。
Cすりこぎ棒などで菌糸を少しずつ
押し固めていく。初令幼生用は緩く
2令以後には固いものを用意する。
Dビン上部まで菌糸を詰める。ビンの
肩口部分は特に固く詰めておかないと
逆さにする際蛹室崩れの原因になる。
E固く詰めた肩口の菌糸を破壊しない
ように、中央部の菌糸をすりばち状に
取り除いて少しでも菌糸を節約する。
Fさじの柄をすりこぎ棒で打ちつける
ようにしてビン底まで突き刺す。菌も
好気性より酸素を必要とするためだ。
Gビンのフタをしっかりと閉めて完成。
あとは発菌し白い菌がビンいっぱいに
回るのをひたすら祈り待つようにする。
H菌糸ビン作成時より3日経過した
菌糸ビン。うっすらと白菌糸が回って
きているのを知ってもらえるだろう。

菌糸ブロックが手に入れば、不慣れな
方も簡単に菌糸ビンは作成できます。
市販の作成されたビンやボトルよりも
製造日がはっきりするだけに長持ちも
して経済的。また、必要な数を必要な
大きさのビンに詰めることもでき勝手が
いいです。是非一度お試し下さいね。
I菌糸ビン作成時より6日経過した
菌糸ビン。白菌糸がビンいっぱいに
回りきったら出来上がり、成功だ。
J菌は呼吸によりC(炭素)物質を放出
するため、使用する前にビンを逆さに
する。Cが空気より重い性質を利用。
<菌糸ビンの作り方編完結>


<幼虫のビン交換の仕方>

@まず初めに旧菌糸ビンに入っている
幼生を取り出す。幼生を傷つけないよう
ビンを横にしビン壁面から崩していく。
A取り出した幼生は空ケースマットに
そっと置きマットで体全体を覆い隠す。
尻噛み・脱腸での死亡を防ぐためだ。
B予め作成した菌糸ビンを用意する。
菌糸上部に広がった菌被膜を取り除き
旧ビン食べ残しと幼生をそっと入れる。
菌糸ビンの大きさは幼虫の体の体積に
合わせて使用してください。大型種には
2000cc、中型種には800cc、小型種
には500ccなど使い分けが必要です。
各々ブリーダーの判断力が試されます。
いろいろ試すのも飼育の楽しみですね。
C幼生を驚かせないように旧ビンの
食べ残しで幼生を覆うようにふんわり
ビンいっぱいになるまで入れていく。
D待つこと数日、幼生を投入した菌糸
ビンの底に食痕が見えれば完了だ。
あとは幼生が大きく育つのを待とう。
<幼虫のビン交換の仕方編完結>


<ナラ・クヌギ産卵木の使い方>

@これはごく普通のナラの採卵木。
クヌギなどの採卵木も使用法は同じ。
A採卵材を選ぶ際に切り口を見ると
柔からさが判る。これは超柔かい。
B左の写真より目が細かいのが判る
だろうか。これは左の材よりは堅め。
C材を二段Caseの下段に水と共に入れ、
上のCaseに水を張り重し使用。複数可。
D一日ほど水没させ風通しのいい所に
一日晒す。水分切りため材は斜めに。
E2or3日もすれば外皮が浮いてくる。
剪定バサミで切り口から皮を剥ぐ。
F外皮を採卵材から剥がした様子。
皮の厚いクヌギはもっと綺麗に剥ける。
G剥ぎ取った外皮はCaseに取っておく。
採卵セットを作成する際の転倒防止用。
Hこれは綺麗に外皮を剥ぎ取った後の
採卵材。水を切るまで使用できない。
I最重要項目、材の水分量。ここでも
ティッシュを使い適量水分を測ってみる。
Jこれでは水分が多すぎる。せっかく
産まれた卵もすぐ腐ってしまうはずだ。
Kこの状態でもまだまだ水分が多い。
乾燥マット・マット上に使うならこれ位。
種により好む堅さ・水湿度・材種等は
多少異なるのでご注意してください。
I〜Lまでの補足。ティッシュを一枚
使用します。それで材回りを包み込み
ペットボトルが凹む位の力を30秒ほど
加えて、上記の状態と照らし合わせ、
セットに使おうとしている材の湿度を
推し量ってみてください。「1日水没・
1日陰干し」の従来の方法は季節や
時期により変化していく温度・湿度に
的確な対応がしにくいと思われます。
Lこの状態になれば加水したマット中に
埋め込み採卵材を使用することができる。
M後はいつでも採卵セットに投入できる。
♀が材を気に入ってくれるのを待とう。
<ナラ・クヌギ産卵木の使い方編完結>


<カワラ材の使い方>

@袋に入ったカワラ材。袋下部に材から
放出された水分が確認できるだろう。
A袋を逆さまにしてハサミで小さく切り
定期に水分を出すと長期保存ができる。
Bカワラ材の皮を剥ぐ。表皮に切れ目を
入れ材切り口から剪定バサミを入れる。
C綺麗に外皮を剥ぎ取ったカワラ材。
分厚い皮なので比較的簡単に剥ける。
D材の切り口の菌の被膜も取り除く。
生体は切り口にも産卵するためだ。
E風通しのいい場所で陰干しする。
水分を切るため斜めに傾けて干す。
カワラ材は非常に産卵促進効果のある
採卵材です。水分量にさえ気をつければ
使い方も簡単で初心者の方も安全です。
Fの補足。一枚のティッシュで採卵材を
包み30秒程ペットボトルが凹むくらいの
力を継続し加えてください。ティッシュに
水分が浸透するのなら水分過多です。
カワラ材内部では菌はまだ生きて生産
活動を続けていることがあるため採卵
セット投入後も水分を放出してることも
多いです。水分は極力抑えてください。
Fティッシュで包み水分量を確認する。
水分が吸収されるうちは使えない。
G上に転がして使用してもマットに埋め
込んで使用しても可。種により異なる。
<カワラ材の使い方編完結>


<霊芝材の使い方>

@これがレイシ材。材を噛む力が比較的
弱い種に使うと産卵促進効果がある。
A剪定バサミを使い外皮を剥ぐ。非常に
割れ易い材なので極力注意を要する。
B外皮をすべて剥がされたレイシ材。
外皮は半分剥がして使用してもよい。
レイシ菌に分解された採卵材です。軽く
手で持ち上げても割れる程の弱さです。
万が一割れてしまった場合、針金などで
括って使用して下さい。マットに埋め込む
場合は周囲のマットで固めれば針金等を
使用しなくてもそのままセットできます。
また体積も大きいので必要に応じ切断し
使用して下さい。レイシ材は水分調整の
面で扱いが難しいため、上級者向けの
採卵材です。マットに埋めて使用すると
割出しの際原形はなく崩れ出てきます。
C加水は1分水につける程度。無加水の
マットに埋め込んで使用したりマット上で
使用する場合「ナラ・クヌギ産卵木の使い
方」の項を参照に加水して材を使用する。
D産卵マットに埋め込んで使用しても
マットの上に転がして使用しても可。
<霊芝材の使い方編完結>


<一般産卵セットの作成法>

@採卵セットを作成するにあたり
必要な用具や用品をそろえる。
A一次発酵マットに材を置いたセット。
クルビデンス・ホーペイ・台湾オオなど。
B産卵マットに材を半埋めしたセット。
サバゲノコギリ・メンガタメリーなど。
C産卵マットに材を全埋めしたセット。
オオヒラタ・アンテ・シェンクリングなど。
D産卵マットのみを使い作成したセット。
ニジイロ・パプキン・ネブト・カブトなど。
E A〜Dは水分保持・蝿進入防止の
ため、ケースと蓋の間に紙等を挟む。
B〜Dの補足。ケースにマットを詰める
際、底から5センチくらいは力を込めて
固く、上部はペットボトルが凹むくらいの
圧力をかけて詰めてください。虫種にも
よるのですがマットの水分量は、親指と
人差し指を使い、少量のマットを力一杯
挟むと、水分が少しにじみ出る程度に
調整してください。採卵したい種の癖が
はっきりしない場合は取りあえずBの
セットで、お試し採卵を行ってください。
F菌を用いた採卵セット。下に掲載。
グランディス・ローゼンオウゴンなど。
G小型種用の採卵セット。蒸れに注意。
小さなケースを使うと爆産防止効果有り。
<一般産卵セットの作成法編完結>


<産卵セットの割り出し方>

@産卵セット・クリーンカップ・ニッパ・
ラベル・ペン・薬サジなどを用意する。
Aまずは材の割出し。♀によって無尽に
噛まれた採卵木が出てくると期待大だ。
B上Pictureの位置くらいにニッパを
材と垂直になるように刺し剥いでいく。
C材の削りカスの辺りからタマゴや
初令幼生が出てくる。潰さないように。
D割りカスは一つのケースに保管する。
次セットする際の転倒防止材に再利用。
Eマットからも生体を探す。まずは
中央に縦筋をケース底まで入れる。
Fケース壁面に生体がいないか確認し
サジを壁面に入れ中央に力を加える。
Gブロック状のマットを手で崩し生体を
取り出す。マットは一カ月間取り置く。
Hマットの使い回しをする場合は熱を
加えて保管する。他虫との混合を防ぐ。
Aの補足。マットから材を取り出した時、
材の周囲にも卵があることが多いので
潰さないよう十分気をつけてください。
E&Fの補足。この方法を使うことで
力がマットに作用する面積が小さくなり
幼生潰しの発生確率が下落致します。
Gの補足。一ヶ月の取り置き後ケース
底に取り残し幼生がよく生存してます。
Hの補足。700W×5分の加熱処理で
コバエ・線虫・他幼生はすべて死滅致し
ます。乾燥物質を加熱すると燃えます。
I取り出した初令幼虫や卵はカップに
入れ保管する。保管する際、幼生には
採卵セットに入っていたマットとともに
入れ、卵はセット割出しの際に卵室の
周りにあった木屑とともに入れる。卵や
幼生はマットでカップ一杯まで埋める。
J卵で取り出した場合、上のように濡れ
ティッシュの上に卵を置いて管理する
方法もある。この方法で管理する事に
よって、孵化率はマットに入れるよりは
上がると思われるが、しかし数日の間、
孵化に気付かない場合は幼生は死ぬ。
<産卵セットの割り出し方編完結>


<菌床産卵セットの作り方>

@菌糸ブロック・採卵Case・ミキサー
ハサミ・薬サジ・すりこぎ棒・霧吹き・
ボロカスマットなど用品を用意する。
A菌糸ブロックを崩す。菌床の粒子が
粗ければミキサーで細かく粉砕する。
乾燥物をミキサーにかけると壊れる。
B細かく粉砕したオガをケースに詰める。
少しずつ投入し、すりこぎ棒で軽く押す。
固く詰めると菌床採卵の意味がなくなる。
菌床採卵セットは菌糸ブロックを用いた
採卵法です。オウゴンに効果的でした。
Bの補足。冬場、Caseの下方から熱
温度を加える場合、菌オガを直接詰め
ますが、夏場はCase底に菌の活動に
より水が溜まるので乾燥マットを底面に
敷き菌を詰めます。卵の腐乱防止です。
Cの補足。底面に平行に菌を詰めると
菌がCase壁面に強着するので割出し
時、ひっくり返すのに大変往生します。
セットは一ヶ月放置後使ってください。
C菌床内部に材を埋め込んでもよい。
Caseの半分もしくは3分の2位まで
詰めたらCase端の菌オガは取り除く。
D後はマットの水分を控え目にして緩く
マットを被せて完成。一週間もすると
上記のように菌が回りセットが完成だ。
<菌床産卵セットの作り方編完結>
<オオヒラ菌床採卵確認種> <カワラ菌床採卵確認種> <菌床で採卵数が伸びると思われる種>
クルビデンス
ギラファノコギリ
シェンクリング
グランディス
ニジイロクワガタ
グランディス
ローゼンオウゴンオニ
グランディス
ローゼンオウゴンオニ


<菌床採卵セットの割り出し方>

@菌床採卵セットの菌の部分のみ
残し、後の余分なものは除去する。
♀を出して1ヶ月待って採卵する。
Aまだ菌に勢いがあってケース壁面に
貼りついてる場合、割り箸を壁面に挿し
込むことで菌床ごと取り出し易くなる。
B上の写真のように崩さずに菌床部を
取り出す。後は幼生を潰さないように
手でほぐすように暴いていけばよい。
この菌床で採卵できれば幼生は初め
から、大きく育ってることが多いです。
また、いきなり菌糸ビンに投入しても
菌慣れしてるので幼生が食を拒絶する
ことはほぼ起こらないと思われます。
@の補足。♀を取り出して、1ヶ月程
期間を置かないと、卵の状態で出て
くることがあります。菌床採卵では、
卵を潰す可能性が高いので注意です。
Bの補足。床外部は菌糸の皮膜で
固くなってる場合があります。固い
部分を取り除いてから崩して下さい。
C菌床に食痕が現れる。その部分を
注意深く崩していくと上写真のように
菌内で大きく育った幼生が姿を現す。
D菌糸ビンを前もって、用意している
場合はそのビンに幼生の食べカスと
共に入れ、ない時はカップに保存する
<菌床産卵セットの割り出し方編完結>


<簡易温室の作り方(各種温源)>

@これはプレートヒーター。金属で
加工。体積が大きく場所を取る。
Aこれはパネルヒーター。熱出力が弱い
事が多く大容積の温室には不向き。
Bこれは温風ヒーター。故障すると
暴走して生体瞬殺事件が度々発生。
簡易温室の詳しい作成法については
TOPページ「昆虫マメマメ知識目録」
コーナーに掲載しています。ご興味の
ある方はそちらを参照してください。
C蓋を閉じた状態の当HP管理人が
作った見栄えのよくない簡易温室。
外部に防温シートを貼ると綺麗には
なるが面倒なので貼ってはいない。
D簡易温室の蓋を開けるとこんな風に
なってる。菌糸採卵セット有り、幼生の
菌糸ビン有り、成体ストックCase有り。
冬のカブクワ管理に温室は欠けない。
<温室の作り方編完結>


<発送の仕方(夏季・冬季)>

@発送に必要な物を揃える。発送物・
はさみ・ガムテープ・新聞紙など。
A直方体の展開図を予想しながら切る。
小さくする程送料が安くなり喜ばれる。
Bガムテープを貼りつけ補強する。
特に底面は丈夫にする必要がある。
Cダンボールの底に新聞紙をひく。
これだけでも随分と衝撃を吸収する。
D発送物をダンボールに入れていく。
できるだけ綺麗に入れた方がいい。
E発送物が輸送車内で揺られても
いいように(新聞)紙を空間に挟む。
F発送時の生体の入れ物内の様子。
エサと生体、マットや木切れを入れる。
G水分は控えめにして容器上部まで
マットを入れ生体の車酔いを防ぐ。
H容器をセロテープで留め間違いの
ないようにラベルを貼り確認する。
Iこれで生体発送の準備は終了。
水分が多いと生体は無事届かない。
J夏場はペットボトルを凍らせ新聞紙で
幾重に巻く。これで溶解速度が落ちる。
K冬場は発砲スチロールを使用する。
カイロを紙で包み底面に敷くのがいい。
Lよく存じている人でお子様のいる
方への発送には菓子などを入れる。
Mこれはきっとやりすぎだろう。一体
何を発送するのか不明な時がある。
N中の発送物をもう一度確認し上部に
新聞紙、ちょっとしたメモを添えておく。
Iの補足。水分が多い場合夏は内部の
蒸れ、冬場は内部の凍結が発生します。
Jの補足。冷気は下降するので容器の
上方に設置します。夏場30℃前後の下
1.5リットルボトルを使用すれば翌々日
午前着まで生体は無事到着致します。
Kの補足。暖気は上昇するのでカイロは
生体の真下に置きます。クワガタ幼生、
カブトの成体・幼生の冬の発送は危険。
発砲スチロール・カイロ使用翌日着なら
生体移動時5℃以上で全種生体安全。
O最後に頑丈に梱包し伝票を貼る。
ダンボールなら生体は窒息しない。
P赤ラベルはあまり意味を持たない。
発送トラブルの補償で意味を成す程度。
<発送の仕方編完結>


<羽化不全の治し方>

@この写真は羽化して3日後のマレー
アンタエウス♀の写真。向かって右下の
羽が伸びきらず会合線部に隙間が発生
していることに気付いてもらえるだろう。
A羽化不全を確認した後、治すための
用具をそろえる。生体に直接触れない
ための割り箸、羽留め用接着テープ、
テープを切断するためのハサミなど。
B前胸に近い部分からテープで留める。
仮留めの役目を果たす。テープはまず
片側の羽に強く接着させてから両羽を
寄せ付ける。一気には貼り付けない。
この手術は、生体が羽化した後3〜5日
経過した個体に行ってください。羽化後
間もない個体にShockを与えると死亡率
が急激にUP致します。ご注意ください。
Bの補足。まだ羽が柔かいので、強い
人工圧力を加えると羽に凹みが出ます。
Cの補足。斜めに貼る事によって剥がす
時の力が尾部方向に掛かり再度羽割れ
の発生確率が非常に低くなるはずです。
早期発見ができれば不全は治せます。
中の見えぬ容器使用は避けてください。
C羽化不全を治すのに一番重要な作業。
羽の先端を接着する。羽が折れないよう
斜め貼り。会合線と垂直に貼ると剥がす
時再度羽割れの危険性があるためだ。
D一週間程度経過後にテープを剥がす。
一度接着した羽が再び開く事のないよう
右側方向羽先端部のテープから注意深く
剥がす。これでほぼ完品個体の完成だ。
<羽化不全の治し方編完結>


<ハンドペアリングの仕方>

@採卵するための成熟♂♀個体、
割り箸、丸型のペアリングケースを
用意する。写真はシェンクリング。
ペアリングケースは丸型が望ましい。
A♂をペアリングケースの中央部に
割り箸を使ってそっと置く。その後、
興奮が冷めるまで待つ。興奮状態の
♂に♀を近づけると攻撃しやすい。
B♂の触角に生殖部が接触するように
♀を配置する。♀が♂の攻撃を受けない
ようであれば、♂♀がT字になるように
♀を♂のアゴ下に箸で押し込めばいい。
C同種の♀と確認した♂は♀に触角で
交配行為を促す。そして反転し交尾器を
♀に挿入する。この際、割り箸を使用し
♀が逃げないように頭部を押さえ込む。
D交配は種によるが、おおよそ1分位で
終了することが多い。交配を終えた♂は
再度♀の存在を確かめに反転し戻る。
危険なので素早く個体間に箸を入れる。
E割り箸を個体間に入れた後は♂の
オオアゴが使用できないように注意し
両虫を引き離す。あとは採卵セットに
♀のみを投入し子孫を残すのを祈る。
@の補足。ペアリングケースは角ばった
ものを使用すると、♂が反転するときの
障害になることも、しばしば起こります。
Cの補足。♂は、交尾器の二度挿しを
行います。交尾器を押し込む際に、♀が
前方に押されると、♂の輸精管が♀の
交尾管にうまく挿さらず、♀が無精卵を
擬似交配により産む結果になります。
Gの補足。I字交尾する虫種であっも、
V字交尾の形になり交尾器が挿入され
ます。♂:♀=1:1まで交配可能です。
F上に掲載する写真はタランドスの
♂と♀。♂が小型の場合、あるいは
♀が大型の場合交尾が困難になる。
♂の交尾器が♀に届かないからだ。
Gしかし、♀を横倒しにすれば難なく
交配できることもしばしば。♀を太目の
木切れに掴まらせるのもよし、割り箸に
♀を掴まらせて♂に近づけるのもよし。
<ハンドペアリングの仕方編完結>
<ハンドペアリングするべき種> <ハンドペアリングが望ましい種> <ハンドペアリングの必要性がない種>
オオヒラタ全般
ツヤクワガタ全般
シェンクリング
サバゲノコギリ
ネブトクワガタなど
ギラファノコギリ
グランディス
ホーペイ
アンタエウス
タイワンオオクワなど
クルビデンス
キンイロクワガタ全般
ニジイロクワガタ
メタリフェル
オウゴンなど

<ハンドペアリングの仕方2>
@テープ固定できる素材で製造された
ケースとセロテープ・割り箸を用意する。
A♀をケース底にテープで貼り付ける。
しっかりつけないと♂に振り回される。
B♂を♀と垂直になるように乗せる。
そのまま♂にやる気が出るまで待つ。
♀殺しが明白でハンドペアリングする
時間が乏しい方にお勧めの方法です。
♀が逃げ回らないため♂による♀殺しの
危険性を高い確率で回避してくれます。
但し、時間が掛かることが多く、自然な
交配ではないため、♀が無精卵を産む
確率も上昇いたします。♀がどうしても
逃げ回り、命の危険を回避するための
一風変わったペアリングと認識下さい。
どうにもならないときにお試し下さい。
Cギラファに時間が掛かりそうなので
ウォレスに交代。激しすぎてテープは
飛んだ。同種の確認を済ませ交配済。
D交配が終われば♂を♀から引き離す。
割り箸などをしがみついてる雌雄の間に
入れ引き離す。♀は採卵セットに移動。
<ハンドペアリング2の仕方編完結>


<オオクワ属♀の同定の仕方>

@この被写体はインド産アンタエウス。 Aインド産アンタエウスの拡大写真。 Bこの被写体はシェンクリング。
Cシェンクリングの拡大写真。 Dこの被写体はインド産グランディス。 Eインド産グランディスの拡大写真。
Fこの被写体はタイワンオオクワ。 Gタイワンオオクワの拡大写真。 Hこの被写体は福建省ホーペ。
I福建省ホーペの拡大写真。 Jこの被写体はミャンマーヒペリオン。 Kミャンマーヒペリオンの拡大写真。
こちらには、7種のオオクワ属の♀の
写真を掲載致しました。それぞれの種
2枚ずつ載せてます。同定(何の種か
判別すること)の仕方は下に記します。
産地により多少形状の異なる場合が
ありますことは、ご了承くださいませ。
判別は管理人が独自に行ってる方法
ですので、参考程度にしてください。
ヒペリオンは中間種ですがこちらの
ページではオオクワ属で扱ってます。
点刻は背中の筋模様を指してます。
Lこの被写体は中国クルビデンス。 M中国クルビデンスの拡大写真。 <オオクワ属♀の同定の仕方編完結>
<点刻の浅い種@〜C> <点刻が多少刻まれる種D〜I> <点刻の深い種J〜M>
<アンタエウスとシェンクリングの同定>
アンタエウスとシェンクリングは比較的
点刻が見られない種です。もし、両種が
混ざってしまった場合@とBを比較して
ください。シェンクリングの方はアンタエ
ウスよりも細長いことに、気付いてもら
えると思います。点刻においてはAと
Cよりアンタエウスにはほとんど見られ
ませんが、シェンクリングには多少見ら
れます。この両種の見分けについては
それほど困難ではないと思われます。
俗語で表しますと、アンテ=ヘビー級、
シェンク=ライト級って感じになります。
<グラン、ホーペ、台湾オオの同定>
この3種の同定は困難を極めるはず。
まずはDとFとHの写真の比較です。
Dのグランは腹部(お尻の方)が太く
見えます。Fのタイワンは細くスマート
ですね。Hのホーペはその中間です。
点刻においては、Eのグランは浅く、
Iのホーペは深く、Gのタイワンは、
その中間です。またIのホーペの前胸
側縁は他と違いまっすぐになってます。
俗語で表しますと、グラン=しりデカ、
タイワン=UFO、ホーペ=ラグビーの
ボールって感じです。解り難いですね。
<クルビデンスとヒペリオンの同定>
この両種は、深い点刻を持ってます。
JとLを比較してみても、ほぼ差異が
ないのがお分かりになると思います。
次に、KとMの比較です。写真では、
分かり辛いでしょうが、クルビは体の
厚み(体高)があるのに対して、ヒペ
リオンは薄い造りになってます。体の
厚みで鑑みるとヒペリオンはヒラタの
♀とよく似ています。平べったいです。
またサイズはクルビデンスは40mm
前後の大きさが多いのに対しヒペリは
30mm前後のサイズがほとんどです。


<外国産クワガタの越冬のさせ方>

@越冬させるためのケース・霧吹き・
1次発酵マット・越冬させる成体を用意。
A乾燥マットを使う場合、ケースの底を
予め霧吹いておくと加湿の作業が捗る。
B越冬用マットを霧吹きで加湿しながら
満遍なく水分が行き届く様に攪拌する。
@の補足。特に冬は乾燥しやすいため
密性の高いケースを使用して下さい。
二次発酵マットを使用すると交尾済み
♀が産卵状態になる恐れがあります。
Bの補足。屋外で越冬させる場合は
水分少量、屋内なら高め調整します。
冬季のマットの凍結を防ぐためです。
Cの補足。大きい障害物を入れると
成体がマットに潜らず障害物に隠れ
深く眠らず凍死することがあります。
越冬種・詳しい越冬方法はこちらへ。
C転倒防止・水分保持のため割り出しに
用いた材をマットの上に覆い被せる。
D後はゼリーと越冬させる成体を入れて
完成。冬季でもエサの有無の確認要。
<外産クワガタムシの越冬編完結>


TOPに戻る